2019年になりました

 2019年になりました。平成31年。残り短い平成のラストスパートにかかりました。

 写真は我が家で暮らす猫の弟分、貫仁(カンジ)の眠り猫姿です。ソファのド真ん中に、ゴロリとまあるく寝転んで自分の陣地を確保しています。が、これは私の留守中の出来事で、主人の帰りを寝て待つ・・・なんとも羨ましい限り。

 留守・・・といえば『るすばん先生』の作者、宮川ひろさんがご逝去されたニュースが年末に伝わってきました。『るすばん先生』は当時、外で遊んでばかりでほとんど本を読まない私が何度も読み返した希少な本の中の一つです。ここに登場する木村先生と子供たちの関わりが、大好きだった小学校1-2年生の頃の担任だったO先生と自分との関わりに似ていて、読むたびにあたたかい気持ちを感じたものです。今、思い返すと先生と自分の信頼関係がとても恵まれていたものだったんだなと、感謝の気持ちでいっぱいです。


 現地時間で1月6日に行われたゴールデングローブ賞の作品賞は『ボヘミアン・ラプソディ―』が受賞しました。
 Queenのヴォーカル、フレディ・マーキュリーがなくなったのは1991年、平成3年のことでした。彼の日本最後の公演は1985年ですから、あと10年、私が早く生まれていたら、きっとなんとしてでもライブに出かけたことでしょう。残念です。
 その残念を、今回の映画で埋めてもらった感じがします。ラストのライヴ・エイドの再現は大スクリーンで観るべきでしょう。

 現在高校生の我が子は、子守歌がQueenでした。当時、自宅ではテレビを観なかったので、部屋ではQueenの曲が流れ、時々、DVDを観て・・・。
 私は公開からすぐに『ボヘミアン・ラプソディ』を観ていたのですが、先日、JKを連れて映画館に。子守歌で流れていた時からはだいぶ経っていたものの、どの曲も「知っている」とのこと。やはり、乳幼児期の記憶と言うものは侮れませんね。DVDで観たことのある彼らと、スクリーンの中の俳優さんたちがあまりにも似ていたのでびっくりしたそうです。「え?これって、本人たちが出てる映画?」と(笑

 時を経ても色あせない音楽は、誰もが繋がることができる共通言語のようなものです。

 その代表的なものとしてクラシック音楽が挙げられると私は思っていますが、年末に、片山杜秀先生がまたまた面白い本を出されていることを知り、早速、読んでみました。

  片山先生は、以前、教育ジャーナルという雑誌のコーナー(ひと・模様)でインタビューさせていただいたことがあり、先生のユニークで面白いお人柄と溢れんばかりの好奇心と知識に圧倒されたことを覚えています。

 クラシック音楽と世界情勢の変遷、政治的な背景をからめながら、誰にでも分かるように伝えてくださる本書は、とても面白く最後まで一気読みしてしまいました。
 あぁ、こんなふうに世界史に触れることが出来たらきっと興味を持ったのだろうな、、、と悔やむ気持ちもありますが、いやいや、この本をきっかけに世界史のトビラが大きく開きました。感謝です!

 物事の捉え方は一方向ではない。まったく異なる角度から見れば、それはまた違った世界のように見えて、新しい興味・発見が出来る。新年早々に感動しました。

 interestingな経験を自身でも味わいながら、伝えることが出来るよう2019年はますます精進したいと思った次第です。

 2019年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

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